今年のボジョレーは、出来がいい
仕込んだブドウは、糖分が高く、よく凝縮したぶどうだったという。昨年は、天候も良く、成熟の条件としては理想的なもので、日照と暑さに恵まれ、果実はゆっくりと順調に熟した。今年、カーヴで試飲された最初のワインは、2018年ヴィンテージの高いポテンシャルを示していたと語るのは、Sicarex(ボジョレーのぶどう栽培・醸造研究所)のディレクター、Bertrand Chatelet(ベルトラン・シャトレ) 氏。
「早熟のヴィンテージの良いところを備えており、不安な面はありません」。ビロードのような口当たりです。ワインは長い浸漬により色とストラクチュアが抽出されています。円みがあって絹のようですが、オイリーで凝縮しています。タンニンは繊細でエレガントです」。
2017年、2015年、2009年と並ぶ珠玉のヴィンテージになるだろうと生産者は期待しているという。そんな話を聞かされてしまうと、今年のヌーヴォーは、ぜひとも飲んでみたいと思ってしまうではないか。
などと思っていた時に飛び込んできたのが、このイベントのお知らせ。ボジョレーの名を世界に広め、ボジョレーの帝王とも呼ばれる醸造家ジョルジュ・デュブッフの、5種類の新酒ワインと共にフランス料理をビュッフェ形式で楽しめるというのだから、これは見逃せない。
ボジョレーヌーヴォー解禁日翌日のスペシャルイベント
このイベントに登場するワインは、ボジョレー全体で3,000軒もあるぶどう生産者の中からデュブッフ氏が、今年最良と認めた6〜7軒のドメーヌのトップキュベのみを厳選して、アッサンブラージュした凝縮感と深みのある逸品“ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー セレクション プリュス 2018”や、デザート感覚で愉しめる南仏のシラーを使用した。今年新登場のスイートヌーヴォーなど計5種類。また定番のヌーヴォーは、これまた今年初登場のマグナムボトルもこ用意されているそうだ。
料理は、ボジョレーワインで外皮を磨きながら熟成させるチーズ“トメット・オ・ボジョレー”をはじめ、ワインに合わせたフランス産チーズや生ハムのカッティングサービス、目の前で仕上げるトマトとチーズのパスタなど、目でも楽しめビュッフェ料理が勢ぞろい。ボジョレーヌーヴォー解禁日翌日、一夜限りのスペシャルイベントだ。
「ジョルジュ デュブッフ ヌーヴォービュッフェ 2018」概要
■日時:2018年11月16日(金)18:30~21:00(受付18:00〜)
■料金:¥6,500(ビュッフェ料理・ワイン・税金込み) 60名様限定・ご予約制
■会場:都市センターホテル ロビー階 レストランアイリス
【ビュッフェ料理】
フランス産チーズ3種(トメット・オ・ボジョレー、フロマージュ・ダフィノワ、コンテA.O.C.エクストラ)、パルメザンチーズの器で仕上げるトマトパスタ、生ハム、ブイヤベース、合鴨もも肉のコンフィなど。
【ワイン】
1 ジョルジュ デュブッフ マコン・ヴィラージュ ヌーヴォー2018
シャルドネの果実味あふれる爽やかな辛口(白)。
2 ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー2018
フレッシュ&フルーティでバランスの取れた味わい。世界中で愛される“ザ・ヌーヴォー”。
3 ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー セレクション プリュス 2018
帝王デュブッフ氏が選ぶ、その年最高の7人のぶどう生産者によるデュブッフ ヌーヴォーの最高峰。
4 ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー ヴィアンド グルメ 2018
肉好きのための、しっかりヌーヴォー。肉と調和する凝縮感を持ちながら、飲み飽きしない味わい。
5 ジョルジュ デュブッフ スイーツ パーティ ヌーヴォー2018
デザート感覚で楽しめる、甘い味わいのエレガントなヌーヴォー。※南仏のシラー ヌーヴォー。