
パトリック・アンリルーが、広島にやってくる
パトリック・アンリルーは、長い歴史を持つ伝説的なレストラン、フランス・ヴィエンヌにある「ラ・ピラミッド」のオーナーシェフだ。
初代オーナーシェフのムッシュ・フェルナン・ポアンは、パリのミシュランガイドが3つ星方式を採用した最初の年(1933年)に3つ星を取り、死ぬまで守り続けたというの歴史に残る名シェフ。ポール・ポキューズやトロアグロ兄弟、アラン・シャペルといった錚々たる料理人が彼の元から巣立ったことでも知られる。
そんな伝説のレストランの現オーナーシェフが、パトリック・アンリルーだ。
1989年にオーナーシェフに就任すると、その3年後にはミシュラン2つ星を獲得。以来、現在まで2つ星を守り続けている、フランスで最も注目されているシェフの一人だ。
そのパトリック・アンリルーが、10月10日と11日の2日間、聖徳太子が開いたと言われる広島・尾道の古刹、浄土寺で、広島の新進気鋭の若手シェフたちと一緒に、広島の食材を使った料理を披露してくれる。
広島食材とお酒のペアリングも
このイベントは、広島県が「ブランド推進事業」の一環として昨年(2017年)から開催している「年に1回だけの特別なレストラン」。昨年は、やはりフランスの2つ星レストラン「ラ・グルヌイエール」のアレクサンドル・ゴチエシェフが来たという。牡蠣や真鯛、レモンなどの広島食材を使った広島らしいフレンチに参加者は感動の舌鼓を打った。
今年は、どんな食材を使ったどんな料理が出てくるのだろう。
「ラ・ピラミッド」の初代オーナーシェフ、フェルナン・ポアンは、「若者よ、故郷に帰れ。そしてその町の市場へ行き、その町の人のために料理を作りなさい」という言葉とともに、現在で言うところのテロワールを提唱したことでも知られている。その精神を受け継ぐパトリック・アンリルーが、広島というテロワールをどう料理するのか、とても楽しみだ。
しかも、今回の宿は絶景の宿として人気のラグジュアリーリゾート、ベラビスタ スパ&マリーナだそうだ。ここに泊まれるだけでも、参加したいという人は多いのではないだろうか。
もちろん、美味しいワインも用意されており、広島食材とお酒のペアリングも楽しめる。
※お申し込みは、こちらから
近畿日本ツーリスト「国宝浄土寺で食す限定フレンチ」