フュ・ド・シェーヌ、そして白ワインも飲めます
シャンパーニュの歴史において、ピノ・ノワールの名産地としてその名を知られる、アイ村。村の畑の格付けは最上級のグラン・クリュ。そのアイ村の代表的なメゾン、アンリ・ジロー。
アンリ・ジローから醸造責任者が来日します。
アイ村に10haの自社畑をもち、歴史をたどれば1625年までさかのぼり、世界のセレブリティ、王室など、限られた人しか手にすることができなかった希少性から、「幻のシャンパーニュ」などとも呼ばれ、ジロー家の情熱により、20世紀初頭の混乱を切り抜け、20世紀後半には現代のシャンパーニュ最高峰と評された、アンリ・ジロー……と、わざわざ説明するのも不毛におもえる有名メゾンのアンリ・ジローですが、現在のシェフ・ド・カーヴは2002年に就任したセバスチャン・ル・ゴルヴェ氏。建築学科出身という異色のキャリアの持ち主です。
このイケメン醸造家とコマーシャルディレクターのジュリアン・ジラール氏が来日し、日本の皆様とディナーを……ということで、4月10日(火)19時より(ドアオープンは18時30分)、虎ノ門ヒルズ、ガーデンハウス1階のフレンチ・ビストロ『Pirouette(ピルエット)』でメーカーズディナーが開催されます。参加費は20,000円(税・サ込)。ピルエットのペアリングコースとアンリ・ジローの6種類のワインが楽しめてしまいますので、リーズナブルです。
当日楽しめる6種類は以下のとおり。
まず、アンリ・ジローを代表する「Esprit Nature(エスプリ・ナチュール)」。以前はステンレスタンクも使っていましたが、現在は創業以来使いつづけている、シャンパーニュ地方の森、アルゴンヌのオークで造る特別な樽と、テラコッタのタンクを使って醸造していることで知られています。
「Blanc de Craie(ブラン・ド・クレ)」は、いわゆるブラン・ド・ブランにあたるシャンパーニュ。ブラン・ド・クレと名乗っていますが、これは訳せば「チョークの白」。シャンパーニュの白亜の石灰質土壌にちなんだ名前になっているのです。
「Rosé Dame-Jane(ロゼ ダム・ジャンヌ)」は、アイ村の自社畑のブドウを中心に使用したシャンパーニュに、アイ村の樹齢70年のピノ・ノワールから造った赤ワインをブレンドした、アイ村のピノ・ノワールを堪能できるロゼ・シャンパーニュ。
「Coteaux Champenois Blanc(コトー・シャンプノワ・ブラン)」はその名の通り、白ワイン。アンリ・ジローの白ワインです。生産本数は1,500本程度と大変レア。
そしてディナーのハイライトになるとおもわれる「Fût de Chêne(フュ・ド・シェーヌ)」。オークの酒樽という意味のこのシャンパーニュは1990年にリリースされた、現在のアンリ・ジローを象徴するプレステージ・シャンパーニュです。マルチ・ヴィンテージで、アルゴンヌの森の木で造られる小樽で12カ月熟成され、瓶内でおよそ6年熟成されます。
デザートとあわせられる「Ratafia de Champagne(ラタフィア・ド・シャンパーニュ)」。ラタフィアとはブランデーを添加した酒精強化ワインをオーク樽で熟成させたものです。
家族経営のシャンパーニュメゾンのなかでも、年間生産量はごく限られているアンリ・ジロー。これだけの種類を一気に味わえる上に、醸造責任者まで一緒というのは、シャンパーニュ好きには見逃せないチャンスです。
お問い合わせは、『Pirouette(ピルエット)』まで。
電話|03 6206 6927