ヴィンテージシャンパーニュのみを造るドン ペリニヨンは、シャンパーニュの初リリース時点を最初の熟成の頂点としている。そして、2度目に訪れる頂点をプレニチュード 2と呼称し、通常のドン ペリニヨンとは別に販売をしている。
この「ドン ペリニヨン プレニチュード 2」の新作、2003年ヴィンテージが7月下旬、全国の主要百貨店にて順次販売開始となる。
2021.6.14
ヴィンテージシャンパーニュのみを造るドン ペリニヨンは、シャンパーニュの初リリース時点を最初の熟成の頂点としている。そして、2度目に訪れる頂点をプレニチュード 2と呼称し、通常のドン ペリニヨンとは別に販売をしている。
この「ドン ペリニヨン プレニチュード 2」の新作、2003年ヴィンテージが7月下旬、全国の主要百貨店にて順次販売開始となる。
2003年はシャンパーニュ地方にとって、前例のない年だったという。
春は厳しい寒気に襲われ、コート・デ・ブランにおけるシャルドネは収穫量の70%が失われた。さらに8月には、酷暑が襲い、1822年以来最も早い時期の収穫を強いられたという。
しかし、8月21日に開始された収穫により収穫されたブドウは驚くことに完全に熟した良質なものだったという。
ドン ペリニヨンは
「2010年や極端かつ変則的な環境下で生まれた他の全てのヴィンテージと同様に、ヴィンテージ 2003もまた、リスクを取りながらも自然と共にリズムを刻むメゾンの方向性を示すものとなりました。」
という。
あえて2003年ヴィンテージをリリースしたのは、シャンパーニュ地方の自然と歩調を合わせ、気候変動の影響を受け入れたことが背景にある、とドン ペリニヨンはいう。
「長い歴史の中で初めて、果汁を圧搾により酸化させ濃い色味にし、強烈なタンニンの風味を軽やかにさせました。さらにアッサンブラージュの過程において、ピノ・ノワールをこれまでにない割合で増やし、シャンパーニュよりもブルゴーニュの特徴が強いシャルドネとのバランスを調整しました。この前向きな選択と挑戦により、ドン ペリニヨンは、葡萄栽培および葡萄醸造学の実践において、構造的な変化に長期的に対応していくことが可能となったのです。こうして完成したヴィンテージは“挑戦を恐れずに挑む”ドン ペリニヨンの精神をまさしく体現しています。」