ルイナール ソムリエチャレンジ 2021で岩田 渉さんと森本 美雪さんが優勝
一次試験通過の47人が参加
スパークリングワインのブラインドテイスティングは高度
「ルイナール ソムリエチャレンジ」は、世界最古のシャンパーニュ メゾン「ルイナール」の最高醸造責任者フレデリック パナイオティス氏が、ソムリエへのサポートとしてトレーニングと指導をおこなうことを目的とし2010年にスタートさせたプログラム。
開催当初の目的はソムリエが書物やインターネット、ワインテイスティングでは得ることができない情報を共有することだったというこのチャンレジ。現在では、世界中の有能なソムリエを発見し、さらなる高みを目指す彼らを教育、ワインコミュニティにプロモーションする機会へと発展している。第1回目がアメリカで開かれて以来、これまで世界12カ国 、18都市で、88回にわたって開催され、参加したソムリエの数は、1,700 人以上。
3月18日と22日、この「ルイナール ソムリエチャレンジ 」が、コンラッド東京 、そして、 W ホテル大阪にて、日本初開催となり、筆記での一次審査を通過した 47人のソムリエたちが、日英の記述式でワイン全般の知識と、4種類のワインのブラインドテイスティングを競った。
勝負の後は、ブドウの成熟度をテーマにしたウェビナーとなり、参加者は、サプライズで、ドン・ルイナール 2007とドン・ルイナール 2009をフランスにいる、フレデリック パナイオティス氏とともにテイスティング。 Q&Aでは、参加者から熱量の高い質問が多くなされたという。
そして、審査委員のフレデリック パナイオティス氏と森 覚氏(日本ソムリエ協会 常務理事)は、採点をおこない、それぞれのコメントの質などで評価。結果、同チャレンジ、 日本初の優勝者として、 THE THOUSAND KYOTO の岩田 渉さんと CONRAD TOKYOの森本 美雪さんを選んだ。
森 覚氏は
「シャンパーニュを含めたスパークリングワインのブラインドテイスティングは非常に高度で、コメントに苦戦した参加者も多かったと思う。日本でシャンパーニュやスパークリングワインをさらに普及させるのであれば、美しく豊かな日本語でその素晴らしさを消費者へ伝える必要があるため、改めて基礎のフォームを身に着けてもらいたいと感じた。また、上位10名の顔ぶれを見ると、過去のソムリエコンクール上位の常連に混じり、新しい風を吹き込むであろう面々が名を連ねており、まさに「チャレンジ」の名前に相応しい記念すべき第1回となった。」
として、若手にむけて「チャレンジ!!!とにかくやってみること、行動すること、諦めないこと。Before you say you can’t, give it a try…」というメッセージを発している。
今回優勝した、岩田さん、森本さんのふたりは、パリ、そしてランスで開催される「ルイナール ソムリエウィーク」に、世界中から選ばれた各国の優勝者と共に、新型コロナウイルス感染症の収束後、招かれる。
優勝者ふたりのコメント(一部)
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