しかも、番組で紹介されたワインは買えます
8月22日(木)23時30分から23時55分の放送される、BSフジの「ワールドツアー」ではワインがフィーチャーされます。それも、日本では、なかなかお目にかかれない産地の。
まず、ルクセンブルク。ワイナリー「ベルナ」が登場。WINE WHAT onlineでもご紹介済の、小国ルクセンブルクの小さなワイン産地のそのなかでも小規模な家族経営のワインの造り手です。数字でいうと栽培面積8ha、年間生産量は5万〜7万本。ワインの評価は高く、地元やドイツにてその名を知られるワイナリーです。スタイルは、老舗の職人。スパークリング以外はアッサンブラージュをしない1品種1ワインが基本のルクセンブルクのワイン業界において、ベルナは品種が同一でも栽培区画によって別のワインとして扱うこともあるという凝りようで、商品数は、20種類ほど。いずれもテロワール、ワインのスタイルともにルクセンブルクらしさをストレートに、そして、高い水準で表現しているので、個性豊かで飲んで面白い。モーゼル川に向かって下る、絶壁のような畑とハンサムな造り手、マルクさん、そして、ホントにここでワイン造ってるんですか!? と驚かされるミニマリストなワイナリー兼自宅もきっと登場するはず。百聞は一見にしかずです。
そして、ブルゴーニュの造り手も勉強に行くほどハイレベルなワインと美食の国ながら、ほぼすべての国産ワインを国内で飲んでしまい、その事実を国外にあまり知らせていない名産地スイス。とりわけ、ラヴォー地区という、レマン湖に向かって下る斜面のブドウ畑は、11世紀に修道士たちが目をつけて石垣で囲んだ歴史ある名産地。その地で500年ものワイン造りの歴史をもつ、デュボー家が番組には登場するそうです。1000年の歴史を誇り、ユネスコの世界遺産にもなっている産地なので、このあたりでは自然なワイン造りが基本なのですが、デュボー家はビオディナミを実践しています。伝統の品種、シャスラ、そして赤ワインでは、ガメイの一種「プラント・ロベ」なる品種もあるそうです。ワインもスイスに行かない限りなかなか飲めませんが、産地や造り手もメディアには滅多に登場しませんから、貴重です。
残る1カ所、番組では2番目に登場するのは、スペイン。マスティネルはカタルーニャ州ペネデスの造り手です。おそらくリオハについで有名な産地で、ワイン造りはヨーロッパ最古ともいわれ、とりわけ、スパークリングワインで知られます。冷涼な高地の産地から海沿いの温暖な産地まで、気候は多様性に富み、マスティネルはカヴァでとりわけ有名。というのは、スペインの王女、クリスティーナ・デ・ボルボン・イ・デ・グレシアの結婚式用に選ばれたカバの造り手だからです。ホテルを兼ねる建築も独特で、小さなワイナリーが名声を高めていったサクセスストーリーも聞けるのではないでしょうか?
と、わずか25分に、ここでしか聞けない、見れないような情報がつまったワイン番組となりそうな「ワールドツアー ~世界の名産品スペシャル~」。ご期待ください。ちなみに、今回の番組は「ここだけワイン」を展開する株式会社アルムンドがバックアップしていて、紹介されたワインを購入することもできます。
そちらの詳細は番組ホームページ(http://www.bsfuji.tv/worldtour_wine/)にて!