森のグラン・オーベルジュ
ホテルブランド HIRAMATSU HOTELSを展開する株式会社ひらまつは、 2021年3月16日、同ブランド6施設目となる「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」を長野県御代田町に開業すると発表した。
ひらまつは、同社のレストラン事業や、賢島、熱海、仙石原、宜野座、京都におけるホテル事業を展開する中で、食の楽しみをテーブル(Table time value)から滞在(Stay time value)へと広げてきた。更に、今回のTHE HIRAMATSU 軽井沢 御代田をLife time valueへと進化させる。
特徴的なのは、これまでのひらまつのレストランとしての価値、そこに豪華な宿が加わったホテルの価値に、屋外での楽しみがさらに加わること。THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田では、Table Nature(ターブル・ナチュール)と名付けられた、地元の食材をふんだんに使った、ひらまつクオリティの本格的なフランス料理を屋外でも楽しむことができる。
また広いスペースを強みに「TAKIBI ラウンジ」という焚き火を囲みながら過ごすことができる空間も存在する。 TAKIBIラウンジの傍らには、アネックスがあり、静を楽しむエリアとされ、アネックス2階はボディメンテナンスプログラムやプライベートヨガを体験できるウェルネスサロンだ。
この場所に着くまでの食事や観光、滞在中、滞在後のプランまでもサポートする「HIRAMATSU Concierge」というサービスも用意。これは世界のトップセレブリティをもてなしてきた世界最高クラスのホスピタリティ・カンパニー「株式会社KRO」とのコラボレーションにより実現している。
客室数は37室で、本館に28室、ヴィラが9棟という内訳。本館は5階建てで、1階と5階にダイニングがある。メインダイニングが1階で、フルコースなどを楽しみたい場合はこちら。5階はオールデイダイニングとして、アラカルトで料理、デザートなどを楽しめる。先の屋外での食事と同様、厳選した国内外の最高級食材とともに、高原野菜からジビエまで信州食材が使われる。
ちなみに、ひらまつは自社輸入のものも含めたワインのラインナップも魅力的だが、THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田では約500種類を用意。HIRAMATSU HOTELSでは最大のワインリストとなる。
9棟あるヴィラは屋内面積だけでも122平方メートルと広く、家族3世代での滞在や長期滞在にも対応するという。2棟は90平方メートルものテラス付き。7棟には広いテラスとプライベートガーデンがあり、内2棟はドッグラン付きで、中型までの愛犬と泊まることができる。
本館の28室はそれぞれ、用途にあわせてサイズなどに差異があり、いずれの部屋でも半露天温泉風呂付きという贅沢なしつらえとなっている。
ひらまつは、「今、コロナ禍により人々の旅への意識は変化し、自然回帰の流れが進んでいるといわれます。雄大な自然に囲まれた御代田町は、縄文土器が出土した歴史があり、古より豊かな自然のなかで人々が暮らしを営んできた場所です。その縄文時代の人々の営みを現代的に再解釈し、食と人と土地の持つ価値のマリアージュを重視することで、ニューノーマル時代の新しいオーベルジュを創造することができると考えています」という。
また、安心安全のための対策として、「Hiramatsuスタンダード」を制定、実践している。
御代田は、東京からのアクセスもよく、信州への玄関口でもあり、千曲川沿いであれば、数々の日本ワインのワイナリーもある。静寂を楽しむのもよし、アクティブに動き回るのもよし。一流のレストランを中核とするひらまつだけに、サービスは充実しながらも、あくまでさりげなく、訪れる人の望みをそっとささえてくれる安心感はこれまでの、Stay time valueに位置づけられるホテルでも証明済み。それがLife time valueとなることで、どんな体験をもたらしてくれるのか。3月のオープンに期待して、期待しすぎることはないだろう。
THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田|THE HIRAMATSU KARUIZAWA MIYOTA
長野県北佐久郡御代田町大字塩野375番地723
階数 地上5階建、ヴィラ 平屋建、アネックス 地上2階建
客室数 37室(本館28室・ヴィラ9棟)
開業日 2021年3月16日
宿泊料金 1泊夕朝食付58,000円~(2名1室利用時の1名あたり/参考料金)
予約 https://www.hiramatsuhotels.com/miyota/