肉にも野菜にもジャカールで
仙台駅から徒歩わずか3分。青葉通りの一本裏道、ビルの4階にあるイタリアンダイニング「ピエロズ」が、今夏からテラスでのバーベキューメニューをスタートした。
繁華街のビルに囲まれたテラスは、町のルーフトップのような空間。夏の間、サンセットタイムを過ごすのに打ってつけだ。
バーベキューの開始に合わせ、ドリンクリストも一新し、これまで以上に充実した内容に。ビアガーデンさながら、カジュアルに楽しむのもいいが、今夏の推しはシャンパーニュ。輝きのある黄金色、グラスの中で繊細に立ち上るきめ細やかな泡と味わいのボリュームが、バーベキューの時間に華やかさ、非日常感を添えてくれる。「ピエロズ」が新たにメニューに加えたのはジャカールの「モザイク・ブリュット」。
「バランスがよく、キンキンに冷やしても、やや温度が上がってもおいしい」と、オーナーの遠藤光さん。
ジャカールの創業は1964年。名門メゾンが軒を連ねるランス市のランディ大通りに残る中世の石造りの建物を拠点に、モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブラン、コート・デ・パールの1800軒以上のブドウ生産者、共同組合と契約し、質の高いぶどうを厳選。品種や区画に応じた醸造を行い、数あるベースワインを巧みにブレンドし、ノン・ヴィンテージでさえ規定の15カ月より遥かに長い3〜4年の熟成を経てリリースされる。
メゾンのフラッグシップがシャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエをバランスよくブレンドした「モザイク・ブリュット」。アロマティックでエレガント、さまざまな料理に寄り添う王道の味わいだ。大手の中では歴史の浅いメゾンだが、創業からわずか半世紀あまりで、世界70カ国に輸出、シャンパーニュ好きを魅了している。
「冷やすことで引き立つ軽快さやフレッシュな酸が心地よく、ビギナーにもフレンドリーなキャラクターも魅力。焼きたての肉や野菜とともに、ぜひ味わって下さい」