オーナーの藤井達郎さんは、元プロボクサーで20代前半で引退後、ウイスキーが好きだったことからバーテンダーに転身した。ウイスキーを知りたいとスコットランドへ行き、地元パブに行った時に、日本ではあまり見かけないサイダーのタップの魅力にはまった。以来、イギリスのサイダー生産者を訪問し、サイダー界にその名を知られるほどになった。
この店ではイギリス産サイダーをはじめ、フランスのシードル、スペインのシドラなど世界各国の50種類のリンゴのお酒が楽しめる。イギリス産サイダーは3〜4種類あり、グラスも用意している。もちろん藤井氏が大好きなウイスキーも充実している。
藤井さんがおととし訪問したのが「バロウヒル・ファーム・プレスド・サイダー」で、オーナーのジュリアン・テンパリィさんが駅まで迎えにきてくれたという。「リンゴの皮の渋みがしっかりあり、酸味も程よく果実味があります。まさにアルティザン・サイダーです」と藤井さん。
「シスリー・クロス・サイダー・ウイスキー・カスク」はウイスキー樽で寝かせたやや甘口タイプ。ここで目利きによるサイダーの新世界を試してみてはいかがだろうか。
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