1) 76vin 焼鳥BAR A VINS
ワイン前提のアレンジ!
七味の代わりにマスタード
単に合うからではなく、ワインと合わせる前提でアレンジした焼鳥を供する一軒。
一見すると、カフェやビストロのような店内で味わえるのは、ハーブやスパイスを効かせたフレンチテイストの焼鳥と豊富なヴァン・ナチュールだ。タレのレシピも赤ワインをベースにローズマリーやローリエを使用した独特のもので、テーブルには七味の代わりにマスタードを用意している。
さらに、オーダーした料理がどのワインが合うかを自分のペースで試せるよう、日替わりで白と赤2種のグラスワインセットを提供しているところもありがたい。
意外なマリアージュ体験ができるのはもちろん、焼鳥が他国料理のエッセンスと柔軟に調和することが実感できるに違いない。
2) 鳥おき
大盤ぶるまい!
グラスワインもなみなみと
「どうもケチケチするのが性に合わない!」と笑う、店主の森さん。その言葉通り、串に刺した鶏肉は大き目&グラスワインもなみなみと注ぐ。
脂がジューシーで肝も美味という三重県の「伊勢あかどり」を使用し、備長炭で焼き上げる。人気店ゆえに2時間の制限ありだが、だからこそ高価なものではなく手ごろな価格でアイテム数も絞り、気兼ねなくスイスイ飲んでほしいのだという。
特にチェリーやラズベリーなどの香りに程よいボリューム感、伸びやかでキレのある酸を持つロゼは、1本でも通せておすすめだそう。高級感ではなく、ふらりと立ち寄れるカジュアル感重視の同店。
ぜひ店内の香りなどのライブ感も含め、ワインとともに楽しんでみて欲しい。
3) 湯島 6 vin スタンド
日本ワインに特化
鶏肉と野菜も国産
焼鳥やおでんの店などで経験を積んだ、店主の与光次さん。日本ワインに興味を持ち、産地を訪れては生産者と交流しながら、焼鳥と日本ワインを軸に据えた店で独立を果たした。
当然、日本ワインの品揃えは豊富。ワインと同様に、鶏肉から野菜まで、素材は国産にこだわりを持つ。
また、鶏肉本来の風味を生かすため、甘味をおさえてあっさり軽やかに仕上げたタレは、じんわり心地よく後を引く“淡旨”系のワインにもぴったり。
女性一人でも立ち寄りやすいバル風の店構えで、生産者とともに飲み、その想いやワイン造りの苦労話をともにした店主が気軽にマリアージュ提案をしてくれる、ワインファンにとって至福の一軒だ。
湯島 6 vin スタンド
住所 東京都台東区上野1-7-3カワナミビル1F
tel. 03-6803-2456
営業時間 17:00~24:00L.O./日・祝日16:00~23:00L.O.
定休日 月曜