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現在、世界に12店舗を展開するレストラン「ピエール・ガニェール」。ANAインターコンチネンタルホテル東京内に開業した、ピエール・ガニェールは、2017年3月に、7周年を迎え、4月2日まで、7周年記念 特別メニューを展開中だ。そして、去る3月10日には、デュヴァル・ルロワ、ビルカール・サルモン、ヴランケン ポメリー、ペリエ ジュエ、4つのシャンパーニュメゾンのアンバサダーが同店に集結。ピエール・ガニェール 東京の7年をふりかえる7種の料理に、7つのシャンパーニュをセレクトし、贅を尽くした祝賀会を開催した。
ここでは、その7種の料理からなるコースに、いかなるシャンパーニュが添えられたのかを紹介しよう。
Duval-Leroy PRECIEUSES PARCELLES Bouzy Grand Cru 2005
まずは2014年を振り返るメニューとして登場したのが
海の幸のマリニエールと筍 ミュスカの薫るライムのジュレとオシェトラキャビア
白アスパラガスのヴェルーテカルダモン風味
アスパラガスのロワイヤルとヴァン・ジョーヌの薫るモリーユ茸のフリカッセ
緑アスパラガスのアイスクリーム オレンジのアクセント
ポイントとなったのは、やはりアスパラガス。
デュヴァル・ルロワのアンバサダー、アントニー・ドゥヴィル氏はデュヴァル・ルロワの歴史に言及し、1859年以来、家族経営をつづけるデュヴァル・ルロワは、1991年、若くして夫に先⽴たれ同メゾンの当主となったキャロル・デュヴァル=ルロワから、デュヴァル・ルロワの歴史が生まれた、と語った。当主も女性、チーフ醸造家、サンドリーヌ・ロジェット=ジャルダンも女性。「女性」、「気品」、「繊細」という、デュヴァル・ルロワのキーワードの原点にふれ、泡が細かく、ベジタリアンのシャンパーニュと呼ばれることもある、デュヴァル・ルロワのシャンパーニュが、アスパラガスを中心に添えた、この料理には好適と判断したという。
選ばれた、Duval-Leroy PRECIEUSES PARCELLES Bouzy Grand Cru 2005は、ノンドザージュ。ハーブ、ミント、ドライフルーツ、くるみ、クリスピーさ、スモーキーな香りを感じさせる。