美ボディの基本は筋肉
「実は月に一度、親しい友人と“肉食事会”を開いているんです」。これが女優・田中道子さんを支える幸せの瞬間。
「不思議と肉に向き合うと、本能に素直になれるというか……。仕事の近況やら、今後の目標などをカジュアルに話し合う会なのですが、気取らず熱く語れるのは、やっぱり肉のプリミティブなパワーのおかげじゃないかな(笑)」
肉は健康にいい!
「仕事柄、ボディラインは気にします! 個人的に、美ボディの基本は筋肉。
それを維持するためには、良質なたんぱく質がマスト。もちろん食生活はバランスだけれど、肉は大事な要素だと思っているので、美容と肉食が相反するという罪悪感は持っていないですね」
そしてワインは、白&シュワシュワ系のスパークリングがお好み。WINE-WHAT!? 5月号(No.16)の表紙をともに飾ってくれたのは、チリを代表するワイナリー「コノスル」から今春リリースされる「センチネラ2013」だ。
理想的な気候条件のもと、すこやかに成熟したシャルドネの旨みをたっぷり閉じ込めた、瓶内二次発酵のブラン・ド・ブラン。グラスに注がれた液体の芳醇な香りに、田中さんも思わずうっとり。
負けず嫌い
この「センチネラ2013」のヴィンテージと同年の「ミス・ワールド」日本代表に選出された田中さん。モデルとして活躍していたなか、16年に「女優宣言お披露目記者発表会」で転身を発表し、大ヒット作『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』でドラマ初出演を果たす。
芸能界入りしてからレッスンは受けていたものの、もともと演技に対しては苦手意識が強かった。指導役の先生の言っていることが理解できず、自分が歯がゆくて、悶々と悩む日が続く。
「大の負けず嫌いで、強がりを自分でコントロールできないことも(笑)。モデル時代は、いつも穏やかで心乱れずって装う無理をしていたのかもしれません。でも、演技に興味を持つようになってから、感情の起伏もポジティブに認められるようになりました」
絶妙なタイミングで勝ち取ったのが、人気ドラマ出演のチャンス。医療現場を舞台とした物語で、病院長の秘書にして愛人、従順さとしたたかさを持つ、かなりクセのある役どころだったが、コミカルなほどの悪女ぶりを見事に発揮し、一躍注目される。
さらに、人気、実力を兼ね備えた超豪華出演陣を揃えた「月9」ドラマ『貴族探偵』への出演も決定。鑑識役で死体を見ると興奮するが普段は感情をまったく表さないという、またしてもかなり特異なキャラクターだ。
「自分にないキャラクターを演じることで、引き出しが増える気がするから、強烈キャラもウェルカム(笑)。一つ一つのチャンスや役柄との出会いって、何か意味があると思うんです」
クールでありながら、秘めた情熱を感じさせるエキゾティックでミステリアスな眼差しに、近寄りがたいほど整った容姿。しかし、向かい合ってみると、拍子抜けするほどのオープンマインド。負けず嫌い上等! 自らの理想をストレートに言葉にできる、清々しいほど飾らない剛速球が、表現者である彼女の何よりの才能なのだ。
もちろんすでに活躍中だけれど、今年さらなる大ブレイクの予感。「WINE-WHAT!?」オフィシャル肉美女こと女優、田中道子の快進撃を、ワイン片手にしかと見届けよ!